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中国憲政改革


中国憲政改革について

 中国は現在、重大な変革に直面している。公有制の解体と時を同じくして、中国元来の行政による支配や思想統制が日増しにその力を失いつつある。だがその一方で汚職や腐敗、また権力の座にあるものがその権力を利用しての商行為が蔓延している。中国はこんにち、急速な経済成長を遂げつつあるが、そこには社会混乱の危険性もまた潜んでいるのである。
 この変革期に、中国が市場経済を発達させるのと同時に民主主義を徐々に発達させていかなければならない。このために、「新憲政運動」は民主化の最もふさわしいスローガンである。
 中国という国家が為政者と人民の双方にとって受け入れられるものとなる必要があるために、「新憲政運動」は漸進的な政治改革を提唱する。「新憲政運動」の基本的立場は、大変革時の社会混乱は不可避ではなく、かつ良好な憲政体制が長期的に安定した社会秩序をうち立てることができるというものである。さらには、経済発展を保障するだけでなく、人民の自由と権利もまた保障するものである。


  1. 厳家其著『民主怎様才能来到中国 (民主はどうすれば中国へもたらされるか)』の内容紹介

  2. 厳家其氏について

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